皆様こんにちは美波です
本日は、先日のデザインフェスタでお披露目し、好評をいただきました
「モンサンミッシェル」の香りを紹介します。
海に浮かぶフランスの世界遺産「モンサンミッシェル」は、8世紀の初め、ノルマンディの大司教オベールが3度にわたり大天使ミカエル(サン・ミッシェル)のお告げを受け、この地に礼拝堂を建てたのが始まりです。
修道院は11世紀から約500年もの歳月をかけてロマネスク様式やゴシック様式といった建物の増改築が繰り返されました。
その後聖地として、多くの巡礼の徒をこの島に招くことになりました。見るからに堅固なその外観は、修道院というよりはむしろ城という感じ。実際、百年戦争中は英仏海峡に浮かぶ要塞として機能した時代もあり、ナポレオン1世の治世には牢獄としても使われていました。
私が行った時は雨と曇りの天気で、ミステリアスな感じが増しとっても魅惑的でした。遠くからでもあの外観は圧巻で観るものを魅了します。
建物の中に入ると中世のさまざまな建築様式が混ざり合った独特な造りになっていて、外観の圧倒する雰囲気とはまた違った神秘さがありました。
中世、満潮時の時は驚くべき速さで潮が満ち、このため修道院を訪れようとした数多くの巡礼者が命を落としていましたが、1870年、島をつなぐ道路が建設され、満潮時に陸と隔絶されることもなくなりました。最も大きな潮が押し寄せるのは満月と新月の36〜48時間後と言われています。
香りは、外観の魅惑的な存在感と修道院の神秘的な雰囲気をフロリエンタルタイプでイメージ。トップノートは輝きを放つシトロンとベルガモット、ミドルノートはジャスミン、ローズ、イランイランでミステリアスさをイメージ。そしてラストノートは、杉の香りで荘厳さを表現しました。静と動、光と影のコントラストを感じる香り。
命がけでたどり着いた修道院で巡礼者は何をお祈りしていたのでしょうか。
宗教と政治が絡み合うなかで、生きながらえてきた修道院。
今も人々を惹きつけてやまないフランス最大の巡礼名所の香りです。
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ラベル:モンサンミッシェル