皆様、こんにちは美波です
3連休はいかがお過ごしでしたでしょうか
私は、日本調香技術普及協会第5回セミナーに参加して参りました
今回は、2013年春〜2013年9月までに発売された注目のフレグランスから8本紹介
その中で、私が一番気に入り、今の季節にピッタリの金木犀の香りがする香りを本日は紹介します
Carven Le Parfum / Carven
カルヴェン ル パルファム / カルヴェン
発売年:2013年8月(日本)
クリエーター:FRANCIS KURKDJIAN (フランシス・クルジャン)
香りのタイプ:Floral Fruity Chypre
またまたクリエーター、フランシス・クルジャンの香りが一番気に入ってしまいました
トップノートはマンダリンの花の香り、爽やかなホワイトヒヤシンスのグリーンノート、グリーンアップル様のフルーティノートがフレッシュでエアリーなイメージを醸し出し、ミドルノートはイランイラン、ジャスミン、スイートピー、ローズ、そして金木犀のフルーティフローラルな香りで優しく広がり、ラストノートは清潔感あるサンダルウッド、セダーウッドの香り、奥行きと官能的な気品を感じさせるパチュリーやムスクの香りが広がります
ラストノートを早くから個性として感じさせ、柔らかな肌残りへと昇華させるというテクニックが、近年の調香のトレンドになっているとのこと
最近の香りの特徴としてラストノートにセクシーやセダクティブになり過ぎず、知的で自立し、媚びない女性らしさのアピール、トップからミドルノートの香りが持続するが肌の残りは軽いという傾向があるというのは面白いなと思いました
私が一番最初に香りを教えてもらった学校では、トップノートは、人にたとえると初対面の印象、ミドルノートは、その人の性格、人格、ラストノートはまた逢いたいなと思う別れの余韻と教わり、香りもラストノートが重要ですとかなりラストノートに気を遣って香りを調香しました。今のトレンドを考えると早くから、「また逢いたいな」と思わせる別れの余韻を創らなければなりません
この香りは、いくつかのパラドックスが組合わさった「シヤージュ(残り香)」をコンセプトにしたものになってます
フレッシュでエアリーでありながらウルトラフェミニンな香り
カルバンのデザイナーのギヨーム・アンリの服のように構築的であり、華やかで高貴、かつナチュラルな最高品質のイランイランやジャスミンの香りがゴージャスなイメージを醸し出しています
ぜひ、皆様もお試し下さいませ