皆様、こんにちは美波です
皆様はお花見は行かれましたか。
私は浅草に行ってまいりましたが、1割から4割程度のまだ咲き始めでした
この調子だと4月の入学式や入社式に十分間に合いそうですね
日本人は桜好きで有名ですが、私も大好きでやはり桜の香りを創っております
桜を見るとなぜか初心に返ります。子供の時の入学式などの記憶がよみがえってくるからかもしれませんね。また、パッと満開に咲いて散り際が潔いよいのが何とも言えず素晴らしいです
東京の花がソメイヨシノで、私の「東京の香りシリーズ」でも、
創っておりますのでぜひお試し下さいませ。
本日は、やはり日本の桜に感動したゲラン社の4代目調香師、ジャンポール・ゲランが創った香りを紹介します。
Cherry Blossom / GUERLAIN
チェリーブロッサム / ゲラン
発売:1999年
タイプ:フレッシュ・フルーティ・フローラル
トップノート:ベルガモット、グリーンティー
ミドルノート:桜、チェリーフルーツ
ラストノート:アーモンド、ハニー
この香りは桜でも、ソメイヨシノをイメージした香り。日本のゲラン社の熱い要望により創作された香りで、一度きりの限定品として2000個、日本だけの為に生産されました。
私も当時、新宿伊勢丹のみの限定発売で予約して買いに行った記憶があります。
5日間で2000本が完売し全国からの多くの要望により翌年にも発売されました。2002年には、艶やかな八重桜をイメージした「ラブリーチェリーブロッサム」が加わり、ゲランの春の顔になったチェリーシリーズも2008年の「チェリーブロッサムディライト」が最後の香りとなりました。
私も桜の香りを創るにあたり、たくさんお花見をしましたが(ただお酒が飲みたいだけ!という声もありますが)ソメイヨシノと八重桜では、香りが本当に違います。よく、桜には香りがないのでは?という質問がありますが、香りをよく聴くとちゃんとありますまた、昼間見る桜は清楚で爽やかなイメージですが、夜桜は艶やかで雰囲気が全く違います。桜には春の息吹を伝える香りと、2面性のある顔がありとっても面白いので、ぜひお花見を楽しんでくださいね